葛飾北斎
かつしかほくさい
(市川鰕蔵 かげきよ)
(いちかわえびぞう かげきよ)
寛政四年(1792)、細判錦絵、[永田コレクション]
Katsushika Hokusai
Ichikawa Ebizō as Kagekiyo
[Nagata Seiji collection]
北斎(春朗)が師事した勝川春章は役者絵の名手であり、勝川派の絵師たちも同様に役者絵を得意としました。若き日の北斎もまたこの時期、細判(小奉書の縦三つ切・約33×15cm)の役者絵を数多く描いています。北斎が役者絵を描いたのは寛政五年(1793)頃までで、勝川派離脱後の作例は少なくなります。
読み方:勝川春章=かつかわしゅんしょう