永田生慈(1951-2018)
島根県津和野町出身の北斎研究者。元・太田記念美術館副館長兼学芸部長。1990年、津和野町に葛飾北斎美術館を開館(2015年閉館)。北斎に関する数多くの論文・著書を執筆し、国内外で多くの北斎展の監修を務めた。2016年、フランスの芸術文化勲章オフィシエ受章。2017年、所蔵するコレクション2,398件を島根県へ寄贈。翌2018年2月6日逝去(享年66歳)。
[講師]
根岸美佳氏(浮世絵研究家)
[日時]
2月23日(木・祝)14:00~
(13:30開場/約90分)
[場所]
美術館ホール(190席)
聴講無料当日先着順
受贈報告1
-寄贈の経緯と全貌公開に向けて
[日時]
①2月18日(土) ②3月18日(土)
各回14:00~
(13:30開場/約90分)
[場所]
美術館ホール(190席)
聴講無料当日先着順
受贈報告2
[日時]
3月25日(土)14:00~
(13:30開場/約90分)
[場所]
美術館ホール(190席)
※各回とも報告者:大森拓土(当館専門学芸員)
聴講無料当日先着順
アダチ伝統木版画技術保存財団の摺師の方による「神奈川沖浪裏」復刻版の摺りの実演です。
[日時]
2月11日(土)
①10:30~ ②14:00~
2月12日(日)
③10:30~ ④14:00~
(各回約60分)
[場所]
美術館1Fロビー
見学無料
益田糸操り人形 公演
加賀見山旧錦絵(長局の段・奥庭の段)」
県指定無形民俗文化財「益田糸操り人形」を継承する団体による人形浄瑠璃の公演です。演目は、北斎の春朗期と同時期(天明2年)の初演で、「女忠臣蔵」とよばれる仇討ちもの「加賀見山旧錦絵」です。
[日時]
2月5日(日)①10:30〜 ②14:30〜
(各回30分前開場/約90分)
[場所]
美術館ホール(190席)
鑑賞無料当日先着順
コレクション展示室で
《冨嶽三十六景》・『北斎漫画』を
同時期展示
要コレクション展観覧料
2階「北斎展示室」にて《冨嶽三十六景》、『北斎漫画』全15編、肉筆画の優品を展示中!
企画展と併せてぜひご観覧ください。
展示予定
「永田コレクションの全貌公開」
展示予定
北斎は浮世絵師として活動した19歳から90歳までの70年の間で、傾注した分野や画題、画風が目まぐるしく変化しました。そのため北斎の画家としての人生は、その時期に名のった主な画号から6つの時期に大別されています。永田コレクションはこの各期の作品を網羅しており、今後、次のように2期ずつを展覧会で公開予定です。(*年齢は全て数え年)
〈一章〉 2023年 2/3~3/26 |
春朗期 | 20-35歳頃 | 様々な画派を学び、多種多様な 画題に取り組んだ習作期 |
宗理期 | 35-45歳頃 | 叙情的な表現で豪華な狂歌摺物や 狂歌本の世界で活躍 |
|
〈二章〉 2025年 9~11月 |
葛飾北斎期 | 46-51歳頃 | 「葛飾北斎」の画名で 読本挿絵の第一人者へ |
戴斗期 | 51-60歳頃 | 『北斎漫画』など 多種多様な絵手本への傾注 |
|
〈三章〉 2027年 9~11月 |
為一期 | 61-74歳頃 | 豪華摺物と 《冨嶽三十六景》など錦絵の時代 |
画狂老人卍期 | 75-90歳頃 | 動植物や和漢の故事などを 題材とした肉筆画の時代 |
|
〈四章〉 2029年 9~11月 |
北斎と門人たち | 蹄斎北馬、魚屋北溪、柳々居辰斎、 菱川宗理など、多彩な北斎門人の 作品を紹介 |
|
〈終章〉 2031年 未定 |
※展覧会名はいずれも(仮) ※〈二章〉~〈四章〉は、翌年度に島根県立石見美術館でも開催 |