

プロフィール
島根県津和野町出身の北斎研究者。元・太田記念美術館副館長兼学芸部長。1990年、津和野町に葛飾北斎美術館を開館(2015年閉館)。北斎に関する数多くの論文・著書を執筆し、国内外で多くの北斎展の監修を務めた。2016年、フランスの芸術文化勲章オフィシエ受章。2017年、所蔵するコレクション2,398件を島根県へ寄贈。翌2018年2月6日逝去(享年66)。
北斎は浮世絵師として活動した19歳から90歳までの70年の間で、傾注した分野や画題、画風が目まぐるしく変化しました。そのため北斎の画家としての人生は、その時期に名のった主な画号から6つの時期に大別されています。永田コレクションはこの各期の作品を網羅しており、今後、次のように2期ずつを展覧会で公開予定です。(*年齢は全て数え年)
春朗期 | 20-35歳頃 | 様々な画派を学び、多種多様な 画題に取り組んだ習作期 |
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宗理期 | 35-46歳頃 | 叙情的な表現で豪華な狂歌摺物や 狂歌本の世界で活躍 |
葛飾北斎期 | 46-51歳頃 | 「葛飾北斎」の画名で 読本挿絵の第一人者へ |
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戴斗期 | 51-60歳頃 | 『北斎漫画』など 多種多様な絵手本への傾注 |
為一期 | 61-74歳頃 | 豪華摺物と 《冨嶽三十六景》など錦絵の時代 |
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画狂老人卍 期 | 75-90歳頃 | 動植物や和漢の故事などを 題材とした肉筆画の時代 |
北斎と門人たち | 蹄斎北馬、魚屋北溪、柳々居辰斎、高井鴻山など、北斎に学んだ個性豊かな「葛飾派」の絵師たちを紹介します |
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北斎の全画業 | 浮世絵界にデビューした20歳から亡くなる90歳まで、70年に及ぶ北斎の全画業を紹介します |
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島根県津和野町出身の北斎研究者。元・太田記念美術館副館長兼学芸部長。1990年、津和野町に葛飾北斎美術館を開館(2015年閉館)。北斎に関する数多くの論文・著書を執筆し、国内外で多くの北斎展の監修を務めた。2016年、フランスの芸術文化勲章オフィシエ受章。2017年、所蔵するコレクション2,398件を島根県へ寄贈。翌2018年2月6日逝去(享年66)。