葛飾北斎
かつしかほくさい
(鳥羽絵集 粂仙人)
(とばえしゅう くめせんにん)
文化中期(1811~13)頃、中判錦絵、[永田コレクション]
Katsushika Hokusai
Kume Sennin, from an untitled series of Toba-e caricatures
[Nagata Seiji collection]
文化中期(1811〜13)頃に版行された戯画の揃物で、20図近くが確認されています。「鳥羽絵」とは江戸時代に流行したユーモアや風刺を利かせた略画のことで、『鳥獣戯画』の作者と伝えられた鳥羽僧正の名に由来します。壮年期の北斎は本揃物のほか、「風流おどけ百句」、「謎かけ戯画集」、無題の狂句入戯画集など(関連画像)、数多くの戯画を描いています。
読み方:戯画=ぎが