葛飾北斎
かつしかほくさい
(六歌仙)小野小町
(ろっかせん)おののこまち
文化中期(1809~13)頃、大判錦絵、[永田コレクション]
Katsushika Hokusai
Ono no Komachi, from an untitled series of six immortal poets formed by the characters of their names
[Nagata Seiji collection]
六歌仙とは平安時代の著名な六人の歌人—僧正遍照、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大友黒主のこと。この揃物は単なる歌仙絵ではなく、絵の中に文字を隠す「文字絵」で、北斎は各歌仙の名前を、着物の輪郭線の中に巧みに組み込んでいます[関連画像]。