葛飾北斎
かつしかほくさい
東海道五十三次(絵本駅路鈴) 嶌田
とうかいどうごじゅうさんつぎ(えほんえきろのすず) しまだ
文化三〜七年(1806~10)頃、中判錦絵、[永田コレクション]
Katsushika Hokusai
The series Fifty-three stations of the Tōkaidō road(Ehon ekiro no suzu): Shimada
[Nagata Seiji collection]
北斎が描いた東海道物は7種知られており、その中で最も大きい中判サイズの揃物です。版行当初は、題名に宿駅の順番を表す番号は付されなかったとみられ、全図の完結後、帖仕立てで販売された際に番号が振られたようです。遺存する多くの作品はこの番号が有り[関連画像]、番号の記載が無い本作品は希少な初摺の作例と分かります。
読み方:初摺=しょずり