葛飾北斎
かつしかほくさい
(あづま与五郎の残雪 伊達与作せきの小万夕照)
(あづまよごろうのざんせつ だてよさくせきのこまんせきしょう)
享和期(1801~04)頃、中判錦絵(二丁掛)、[永田コレクション]
Katsushika Hokusai
Lingering snow for Azuma and Yogorō, Evening grow for Date-no-Yosaku and Seki-no-Koman
[Nagata Seiji collection]
「可候」落款から享和期(1801~04)頃の揃物とされ、この2図の他に、(おはつ徳兵衛 秋月)、(お花粂之助 晩鐘)、(お染久松 春花)、(お花半七 落雁)の4図が確認されています。北斎としては比較的珍しい、相愛の男女像で、芸術性の高い揃物として知られています。ちなみに永田コレクション本は、切断されるはずだった2図が繋がったままの「二丁掛」で遺存している珍しい作例です。
読み方:二丁掛=にちょうがけ