織田一磨 出雲風景 宍道湖

織田一磨 ≪出雲風景 宍道湖≫

川瀬巴水 湖畔の雨 松江

川瀬巴水 ≪湖畔の雨(松江)≫

夏に宍道湖で
「私は白潟小学校出身で、あの頃はいい景色だったが今頃はどうなっているものやら。小学校の間辛抱して通ったがとにかく冬の寒さは厳しかった。11月から3月までは湖岸に出ることもできなかった。夏に宍道湖で泳いだ時、水を舐めてみると多少塩気があるくらいだった。子供の頃、学校から走って帰って裸で泳いだり、嫁ヶ島にも渡ったりしたものだ。腰までつかって島へ渡り、秘密基地にしていた。嫁ヶ島には、嫁ヶ島を歌った漢詩の石碑[永坂石埭の詩碑]がたっていた。[在学していた]島根県立商業学校は宍道湖でボートレースなんかもやっていて、その時、汽船で生徒300人くらいが嫁ヶ島に渡った。その時、書道の先生が石碑の漢詩を読んでくれて、漢詩もいいものだな、と思った。」(「インタビュー」より)
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