葛飾北斎
かつしかほくさい
北斎書簡(北斎・お栄似顔絵付)
ほくさいしょかん(ほくさい・おえいにがおえつき)
弘化末~嘉永元年(1847~48)頃、紙本墨書、[永田コレクション]
Katsushika Hokusai
Letter with illustrated faces of Hokusai and Oei
[Nagata Seiji collection]
北斎自筆の書簡です。文中で「三浦屋八右衛門」を名乗っていることから、北斎が80歳代後半に認めたものと考えられます。書簡内で北斎は自身の面貌について、「眼の小キ鼻之大き成白髪のモジャモジャ」とし、娘のお栄(葛飾応為)については「腮の四角ナ女」と記述しています。その横には、珍しい北斎の横向きの自画像とお栄の似顔絵が描かれています。
読み方:認=したた/腮=あご