背景を墨で潰すことで、姫君の夢の中に貴公子が現れた様子を表現しています。
北斎の「読本」と「絵手本」を
細大漏らさずズラッと展示!
版本だけで何と約500冊‼
初摺しょずり(いわゆる初版)と後摺あとずりは
こんなにも違うの⁉
摺の違いを見比べることで、北斎が作画当初に目指した表現
世界が分かります!
背景を墨で潰すことで、姫君の夢の中に貴公子が現れた様子を表現しています。
背景の墨が省略されてしまい、初摺での夢幻世界の表現は失われています。
妖術で出現した大鼠が文字通りの鼠色で摺られています。
後摺本では薄墨の板木が省かれて白鼠となってしまいました。
とても希少な初版初摺本です。シャープな線を見ることができます。
かなり後年に摺られた本です。板木の線も荒れ、色板も省かれています。
『北斎漫画』の極めて貴重な「板木」、販売当時に版本を包んでいた珍しい「袋」など、研究者のコレクションならではの希少な資料も多数展示します。
『北斎漫画』の初編は文政11年(1828)に再刻(板木を一から作り直すこと)されましたが、この板木は初版(文化11年[1814])の板木です。初版の板木の遺存例は他に知られておらず大変貴重な資料です。
販売当時に『北斎漫画』を包んでいた袋。それもこの袋は「初摺本」を包んでいた希少な資料です。
こちらは『北斎漫画』の「再刻本」を包んでいた袋で、出版年と共に「再板」と書かれています。